当科で扱う主な病気

常染色体優生遺伝性多発性嚢胞腎 (ADPKD)

ADPKDは比較的希な疾患ですが、新しい治療法である選択的ADH受容体拮抗薬(Tolvaptan)の登場を契機に国の特定疾患にも指定され、受診患者数が増加しています。当教室では長年Tolvaptanの臨床治験に協力し、現在埼玉県では最多の100例以上のADPKD患者さんを診療しています(2017年12月現在)。Tolvaptan導入数も全国的にも上位である約50例に達し(2017年12月現在)、豊富な診療経験を有しています。またTolvaptan使用による腎容積縮小などの有効率も、87%という全国平均を大きく上回る治療成績を挙げています。