当科で扱う主な病気

腎移植

腎移植は末期腎不全に対する唯一の根治的療法です。腎移植患者の長期管理には慢性腎臓病の管理に加え、感染症や心血管合併症予防、糸球体腎炎再発や慢性拒絶反応等の移植腎障害の診断、治療などの内科的管理が重要です。そのため、欧米では腎臓内科医が移植医療に果たす役割は大きいですが、日本では腎臓内科医の移植医療への関与が少ないのが現状です。
当施設では手術は外科が、周術期管理は内科と外科が、移植前評価、移植後外来は主に内科が中心となった集学的医療を実践しています。このように腎臓内科医が移植医療に積極的に関与していることも当教室の特徴です。