患者さんへ
高血圧症
治療抵抗性高血圧、二次性高血圧
治療抵抗性高血圧、あるいは難治性高血圧は、クラスの異なる3剤の降圧薬を用いても血圧が目標まで下がらないものと定義されます。当科は、日本高血圧学会の高血圧認定研修施設、ならびに日本腎臓学会の指定する腎臓専門医研修施設であり、治療抵抗性高血圧(難治性高血圧)や二次性高血圧に関する診療を数多く手がけています。原発性アルドステロン症などの二次性高血圧については、ホルモン(内分泌)異常を背景とする場合も多く、多くは腎機能異常が関与することから、当科には多くの患者さんのご紹介を頂き、手術療法を含めた総合的な診断と治療を行っています。
妊娠高血圧症候群 HDP
かつて妊娠中毒症と呼ばれたこの疾患は高血圧が病気の中心である事への理解が進み、「妊娠高血圧症候群 HDP」と名称が変更されています。世界的にも最大規模の、総合医療センターに付設された総合周産期母子医療センターは、国内のこの疾患の中心的な施設であり、当教室も本疾患をはじめ腎疾患患者さんの妊娠管理で腎臓内科側の中心的な役割を果たしてきました。腎臓病や腎障害を持つ方の妊娠例を含め、当科は豊富な診療経験を蓄積しており、元気な赤ちゃんを産んでいただくための診療を、産科と密接な連携を保ちながら進めています。より良い診療を行っていくための研究活動も積極的に進め、この疾患の専門外来も設置しています。
ユニチャームHPより