学生・研修医の方へ

大学院について

学位取得のススメ

研究は単なる「論⽂作成」ではなく、臨床⼒を⾼めるための重要なステップです。仮説を⽴て、検証し、結論を導くプロセスは、論理的思考⼒が鍛えられるため、⽇常臨床での問題解決能⼒を⾼めます。また、⽂献を読み、データをまとめ、発表する経験は、情報を集め・整理し・伝える⼒が向上するため、患者さんへの病状説明、他職種とのコミュニケーションにも役⽴ちます。以上の理由から、全ての教室員に学位取得を奨励しています。






大学院生

佐藤真理子 社会人院生 D4
関口桃子  社会人院生 D4
浜田隆行  社会人院生 D4
岡田麻里 一般大学院生 D3
小川公己  社会人院生 D3

教室員⼀⼈ひとりの興味や関⼼に応じた研究活動を積極的に⽀援し、ヒト検体(⾎液、尿、腎⽣検組織標本)を⽤いた臨床研究のテーマをさらに発展させています。

基礎研究分野では「腎尿細管の再⽣機序」「腎疾患の活動性(重症度)を反映する新規バイオーマーカーの探索」「腎臓の⽼化メカニズムの解明」などに取り組み、医療の向上に繋がる基礎的知⾒を得ることを⽬指しています。






主な研究テーマ


(1) 基礎研究

  • Doxycycline誘導Histone 2B-GFPマウスを用いた腎幹細胞老化メカニズムの解明
  • ラット急性腎障害モデルを用いた新規バイオマーカーの探索
  • 培養尿細管細胞を用いた尿細管老化メカニズムの解明

(2) 臨床研究

  • 急性腎障害の病態を反映する新規バイオマーカーの探索(承認番号:2487)
  • 妊娠高血圧症候群に見られる蛋白尿の成因と尿細管間質障害の関連に関する臨床的検討(承認番号:2358-Ⅱ)
  • 進行性腎障害に関連する尿酸代謝異常とその治療適応に関する研究(承認番号:総2023-047)
  • ネフローゼ症候群患者の腎予後・生命予後に関する後方視的検討(承認番号:2461)  
  • 成人期発症のネフローゼ症候群(頻回再発型/ステロイド依存性)患者における免疫多様解析に関する研究(承認番号:2472)  
  • AIを用いた慢性腎臓病の増悪因子の多元的な解析と予後予測の試み(承認番号:総2021-063)  
  • 膜性腎症における治療反応性及び予後予測因子に関する研究(承認番号:2004)
  • ANCA関連血管炎の病勢及び腎予後を反映する新規バイオマーカーの探索(承認番号:総2024-215)
  • IgA腎症の病勢及び腎予後を反映する新規バイオマーカーの探索(承認番号:総2025-035)
  • 前腕Radiocephalic Arteriovenous Fistulaにおける選択的皮神経ブロックの標準化:ブロック単独麻酔の有用性、安全性の検討(承認番号:総2025-078)
  • AIを用いた 血液透析患者の経皮的血管形成術(PTA)後再狭窄リスク評価の試み(承認番号:総2025-097)
  • 日本ネフローゼ症候群コホート研究(JNSCS)(承認番号:233-Ⅱ)