患者さんへ
腎炎・ネフローゼ
腎炎・ネフローゼ症候群
IgA腎症などの原発性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群についても、県内最多規模の診療経験と実績を有しています。年間の腎生検実施数は150件程度と、東日本でも上位に位置する実施数です。日本人の慢性腎炎の原因として最も多いIgA腎症に対しては、扁桃腺摘出とステロイドパルス療法の併用療法を積極的に行っており、良好な治療成績(約85%)を挙げています。蛋白尿の程度や腎生検結果から総合的に判断し、必要性が高い患者さん、有効性が期待できる患者さんにお勧めしています。また重症度は比較的低くても近い将来に妊娠を希望されている場合などでも、患者さんとご相談の上お勧めする場合もあります。
また高齢者に多い膜性腎症に対しては、当科を中心に行った全国規模の臨床研究成果に基づき、治療効果と副作用低減のバランスを取った治療法を選択しています。各種のネフローゼ症候群に対しては、可能な限り入院期間を短縮し、外来診療や各地域の当科関連医療機関との連携を活用した診療方針を採用しています。
難治性、再発性のネフローゼ症候群に対しては生物製剤の使用も行っています。