学生・研修医の方へ

1日の流れ

挫折と成長の毎日

生まれてから高校までは鹿児島で過ごし、埼玉医科大学で大学6年間を過ごしました。
初期研修から総合医療センターに勤務し、現在は専攻医として当科で研修しております。趣味はトレーニングです。

専攻医

白石 貴之 SHIRAISI Takayuki

出身校
埼玉医科大学
卒 年
2022年

One Day
Workflow

8:30

出勤 - 朝回診

起床してすぐにプロテインを摂取して、早めに出勤するようにしています。当直帯での状況把握をして、チームカンファをして情報を共有します。上級医からのフィードバックを受けた後に、チームで朝回診をします。上級医との距離が近く、なんでも気軽に相談できるので日中の業務を円滑に進めることができます。





9:30

病院業務

チームカンファレンスや回診でTO DOを確認した後、カルテ記載やオーダーなどをします。
当院は腎生検や長期留置カテーテル挿入術、シャント手術、PTA、PDカテーテル挿入術など手技も多いので、計画的に病棟業務を行い、できる限り手技を学べるように工夫しています。腎生検は必ず自分で病理結果を顕微鏡で確認し、上級医にも相談しながら診断方針を立てていきます。





12:00

昼食

先輩・後輩・同期と時間が合う時は食堂で食事をしています。低価格で日替わりの定食がお気に入りです。最近では弁当を持参することもあります。弁当の中身は基本的には鶏胸肉とブロッコリーが多いですが(笑)。医局や食堂で教室員と談笑していると、リフレッシュした気持ちで午後の仕事に臨むことができます。





15:00

シャントPTA

術前のエコー評価や麻酔から先輩医師に指導してもらい、手技を行なっています。1対1で丁寧に指導してもらい、終わった後はフィードバックをもらいます。透析バスキュラーアクセスに興味がある自分にとっては、非常に勉強になる時間です。





16:00

病棟回診

夕方のチームカンファレンスで、一日の進捗状況などを報告し、明日以降の治療方針を確認します。朝と夕で2回カンファレンスがあるので、抜けや漏れがないかを細かくチェックできます。状態が悪い患者さんがいるときは、当直帯への申し送りもこのタイミングで行います。





17:30

勉強・J-OSLER

回診後に今日の復習や内科専門医取得に必要なJ-OSLERの症例登録などを行います。退院と同時に登録することで、計画的に進められるように心がけています。とはいえ、毎日は無理なので、趣味の筋トレをするためにジムに直行することも多いです。




当教室を選んだ理由

初期研修から当院で研鑽を積む中で、各科をローテーションし幅広い経験を得ることができました。過去にスポーツ外傷で手術を経験したことがあり、整形外科にも関心を持っていましたが、当教室では内科的管理に加え、腎生検や手技など幅広い診療を経験できることに強く惹かれました。
入局当初は腎病理に苦手意識がありましたが、上級医との診断や月1回の腎病理レクチャーを通して理解が深まり、いまでは病態を「目に見える形」で捉えられる腎病理の面白さに魅力を感じています。
そして研修医として当科をローテーションした時、上級医の先生方が楽しそうに、そして真剣に仕事に向き合う姿を間近で見て、「自分もこのチームの一員として学びたい」と思い、当教室を選びました。

ライフワークバランスについて

当教室は、日々の診療や勉強にしっかり取り組みながらも、プライベートの時間を大切にできる雰囲気があります。
学会や研究に向けたサポートがあるのはもちろんですが、休暇の調整もしやすく、オフの日は旅行に行ったり、ジムでパンプアップしたりと、プライベートの時間も充実しています。
「しっかり学んで、しっかり休む」ことができるので、メリハリを持って働けるのが当科の魅力のひとつです。

今後の目標

私の目標は、当教室でしっかりと経験を積み、腎臓内科専門医や透析専門医などの資格取得し成長したうえで、将来的には地元・鹿児島に戻り、地域医療に貢献していくことです。
日々の診療や勉強を通じて、少しずつ自分にできることが増えていくのを実感しています。まだ学ぶことはたくさんありますが、上級医の先生方に支えられながら確実に前進できていると感じています。
これからも専門医取得を大きな目標としつつ、一人でも多くの患者さんに安心を届けられる医師を目指して努力を重ね、いずれは地元でその経験を活かしていきたいと思っています。